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6月 27日
東大受験生のためのモーニングルーティーン
というテーマでお送りします。
なぜ東大は難しいか。
整理すると次の3つになる。
1.受験科目が多い(外国語、数学123ABC、物理、化学、現代文、古文、漢文、社会1、情報)
2.問題が難しい
3.受験者の学力レベルが高い
沢山の科目に対して、高い水準まで実力を高めること。
全科目全範囲を高いレベルで習得する必要がある。
これに対応するために、毎朝のルーティンを提案したい。
具体的にはこのようなものになる。
・朝5時起床 すぐに勉強開始
・30分ごとに科目を変える。(教材は、あくまで例です)
・外国語 30分 教科書の音読
・物理 30分 物理のエッセンス
・化学 30分 重要問題集
・数学 30分 1対1
・数学 30分 1対1
・古文 30分 古典文法
朝のうちに全ての科目に一通り触れることが目的となる。
それを実現するために、30分で一科目を割り当て、
途中でやりかけの問題があったとしても、30分で打ち切って、次の科目をやること。
そうすれば、すべての科目に触れることができる。
これ以降の時間の使い方は二つの道がある。
その1 遅れている科目や、苦手な科目に、その日の残りの時間をすべて投入する。
その2 モーニングルーティーンと全く同じことを4回繰り返す。
その1とその2の間に数多くのバリエーションを作り出せる。
朝のルーティンをやったら、残りは過去問を勉強するというように
各自の状況に応じて、いろいろと試みて欲しい。
ただ、朝のルーティンだけは断固守ること。
もう一度、守るべきポイントをまとめる。
1.5時起床後、できるだけ速やかに勉強に取り掛かる。
2.1科目につき勉強時間は30分。
3.30分を超えたら、やりかけであっても強制終了して、次の科目に移る。
4.朝のうちに、すべての科目を勉強する。
このモーニングルーティーンを実践することで、得られるものは大きい。
その1のやり方を取った場合、安心して、不得意科目の勉強にあたれる。
この安心感が集中力を生み、勉強の能率が驚くほどあがる。
その2のやり方をとれば、全科目が同時に底上げされてくる。
3カ月で効果を実感するはずだ。
たかだか30分やるだけでと毎日30分の勉強を馬鹿にしてはいけない。
小を積みて大となす、と言う言葉もあるとおり。
朝一番で、全科目に触れることで、
安心して、遅れている科目や、苦手の科目に取り組める。
科目の多さに圧倒されず、確実に一つ一つの項目を身に着けていくことができる。
このモーニングルーティーンが機能するには、もう一つ必要なものがある。
それが、ブライトライト。
ブライトライトを浴びながらモーニングルーティンを行なうことで生活習慣が安定する。
特に、冬期、日照時間が著しく減る北国の受験生には必須だと思う。
情緒面も安定して、使用後の違いに驚くはずだ。
北国の受験生が全員、ブライトライトを使ったら、大学受験の様相は一変すると思う。
東大合格者数高校別ランキングのベストテンが、ほとんど北国の高校に占められてしまうだろう。
日本全国の学生が朝5時に起きてモーニングルーティンをブライトライトを浴びながら実践したら、それだけで日本のノーベル受賞者数は10倍になるだろう。
ブライトライトを使わないという選択肢はない。
ただ、注意して欲しいのは、人によって睡眠障害を生ずることがある場合がある。
その時は、夕方、30分ほど、ブライトライトを浴びて欲しい。
どうしても新しい道具を使いこなすためには、試行錯誤は必要となる。
効果が絶大なので、それぞれの状況にあわせて、上手に使いこなして欲しい。
絶対合格!
再生時間は10分です。ぜひ聴いてみて下さい。
6月 20日
言葉を大切に扱うこと
というテーマでお送りします。
子どもの教育にあたって、一番注意しなくてはならないこと、
それは、日本語を大切にすること。
ご両親にお願いするのは、
正しい日本語を話すこと。
正しい日本語とは、
主語と述語を明瞭に話すこと。
そして、論理的であること。
例えば、このような会話のやりとりのことです。
お母様、ただいま帰りました。
お帰りなさい。
あなたは、今日学校で何を勉強をしましたか。
私は、算数の勉強をしました。
あなたは算数の何について勉強しましたか。
私は、分数同士の割り算について勉強しました。
先生は、分数同士の割り算について何とおっしゃっていましたか。
先生は、分数で割ることは、その分数の逆数をかけることと同じだと、
何度も強調されていました。
あなたは、先生のおっしゃったことを、ノートに書きましたか。
はい、私は先生のおっしゃったことをノートに書き写しました。
そのノートをお母さんに見せてください。
はい、これがそのノートです。
先生は、宿題を出されましたか。
はい、先生は宿題を出されました。
宿題は、何ですか。
教科書55頁の演習問題を全部解くことです。
教科書55頁の演習問題をすぐにやってしまいなさい。
はい、すぐに取り掛かります。
やり終わったら、お母さんに見せなさい。
このような会話は、子どもの頭脳を育てます。
論理的に考える力が養われます。
脳に無駄なストレスがかからず、前頭葉が鍛えられます。
意味が明瞭で、論理が破綻していないからです。
言葉を大切にすることは、自分自身を大切にすることでもあります。
自分自身の人生を大切にすることでもあります。
絶対合格!
再生時間は8分です。ぜひ聴いてみて下さい。
6月 13日
問いかけること
というテーマでお送りします。
自分は本当に真剣に受験勉強に取り組んでいるだろうか。
心から真剣だ。
どこか手を抜いているところはないだろうか。
もっと沢山できたのではないか。
もっと集中して取り組めたのではないか。
もっと他にできることはないか。
常に、自分自身に問いかけ続ける。
この問いかけ続けることなしに、受験の合格はありえない。
生きるとは何か。
それは、自分自身に問いかけ続けること。
到底答えが分からない、
分かりようもないことであっても、
問い続けること。
自分に問いを発する瞬間から自分の人生が創られていく。
生きるとは何か。
死とは何か。
より良く生きるにはどうしたらいいか。
自分の才能を最大限に伸ばしていくにはどうしたらいいか。
そもそも、自分に才能はあるのか。
あるとしたら、どんな才能があるのか。
どうしたら才能を生かして国のために尽くせるだろうか。
絶対に東大に行きたいと思うのはなんでだろう。
東大に行ったらどんな問いと出会うだろう。
東大に行ったら、どういう問いが浮かぶだろうか。
次々に、いろいろな問いが浮かんでくる。
問いかけるから人生は開けてくる。
新たな問いに出会うことができる。
先ほど、人生は自分自身に問うことだと言った。
更に言えば、人生は問いに出会う旅ともいえる。
問いに出会い、問いかけて、そして、また、問いに出会う。
大学に行くのも、問いに出会うためだと思う。
大学に行く前の自分だったら、その問いを思いつくこともなかった。
そういう問いに出会いたいから、
出会うと知っているから、大学に行きたいと思うのかもしれない。
出会った問いが、専攻した学問分野の課題ということもあるし、
人生は如何に生くべきかという問いであるかもしれない。
そうやって、人は新しい人生の局面を切り開いていく。
それが生きると言うこと。
私は、「絶対合格!」を自分に問いながら、教え続けている。
絶対合格!
再生時間は3分半です。ぜひ聴いてみて下さい。
6月 6日
自分で考える人を育てるために。指導は余白をつくることから始まる
というテーマでお送りします。
指導は、余白をつくることから始まる。
生徒の状況に応じて、その生徒に最適な余白をつくらなくてはならない。
ここまでは教えるけれど、これ以降は自分で考えさせるという
境界線の引き方が指導の重要なポイントになる。
生徒に応じて、教えない部分、つまり余白の形と大きさを決める必要がある。
全部教えてしまったら、それが、どんなに懇切丁寧な教え方であっても、
実力はつかない。
絶望的に実力はつかない。
このことを生徒を指導したことのある人なら痛切に感じたことがあるはずだ。
生徒自身が本気で課題に向き合って、自分で考えなければ、
理解も深まらないし、思考力も育っていかない。
だからと言って、頑なに何にも教えないというわけでもない。
逆に全部、教えていいわけでもない。
そして、教えていい部分と教えていけない部分は、
たとえ、同じ問題を教える時でもあっても、
生徒によって異なっている。
一般論として、ここは理解が困難であるとは言えても、
目の前の生徒が、その部分に困難を感じるかどうかは、別の問題なのだ。
どういう余白をつくるということは、極めて重要だが、
指導の2割にしか過ぎない。
余白があれば、それを埋めようとするのが、人間の自然な活動です。
ですから、余白を作ればいいはずですが、現実には、それだけでは
思うように機能しません。
残りの8割が必要なのです。
残りの8割は、静かに本人が課題と格闘することを見守ること。
本人の格闘中に余計なことを言わないで、
ただ、見守ること。
ヒントを出すとか、言葉がけをするとか、すべてが邪魔なだけ。
だから、ただ、見守る。
これは想像以上に難しい。
ご家庭での父母による指導が上手くいかない理由の大きな部分はここにある。
ただ、見守ることができないで、ついつい、余計なことをしてしまい、
台無しにしてしまう。
実力はあくまで本人が自力で獲得していかなくてはならない。
指導者と生徒は、適切な距離を保ち続けなくてはならない。
そうすると、集中力が途切れることなく、課題に向き合い続けることができる。
生徒が課題に向かい続けるには、指導者の生徒を見守る目が必要なのだ。
それがあってこそ、生徒は、その課題を自分のものにすることができる。
距離が適切であれば、
指導者する者と指導される者の間には、暗黙の相互作用が生まれる。
この暗黙の相互作用が、生徒の脳を発達させ、思考力を開発していくのです。
これこそが、指導の本質です。
指導の本質は、指導者と生徒との間にある相互作用に目を向け、
この暗黙の相互作用を大切に育てて行くことにあります。
暗黙の相互作用を育てていくという意志が大切になります。
1. 課題に本気で向き合わせること
2. 適切に教え、適切に教えないこと。
3. 本人が課題と格闘することを見守ること。
このプロセスを繰り返すのが指導であり、教育である。
逆に、これを妨げるものは、どんなものであれ、反教育でしかない。
それが、優しさや親切から出たとしても、
所詮、周りの者たちの自
分勝手な都合を押し付けているだけのこと。
本人を甘やかして、実力の養成を妨げる影響しかもたらされない。
指導者は、常に自分を省みて、過干渉を慎まなくてはならない。
絶対合格!
再生時間は4分です。ぜひ聴いてみて下さい。
いつもブログ・音声のご視聴をありがとうございます。
現在週2回の配信を、今週より 毎週金曜日午後3時配信 とさせていただきます。
真の教育を目指して、さらに濃く、深い内容をお届け致します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
お子様の塾の入退室をメールでお知らせします。
詳しくは「安心でんしょばと」のページをご覧下さい
一人でも多くの方に、
算数・数学を大好きになってほしい。
算数・数学をできるようになって欲しい。
私の思いはそれだけです。
成績を上げたい。どうしても希望の学校に合格したい。
私の喜びは、そういう生徒・児童の皆さんの手助けをすることです。
その生徒・児童の皆さんが、
「先生、数学大好き!」 と目を輝かせて言ってくれたら……。
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