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11月 15日

ポッドキャスト (音声配信) 第1177回を掲載しました

勉強にはコツがある その7 国語編
というテーマでお送りします。

→音声ブログ第1177回はこちら

 

まず、国文法の大切さについて書く。
我々は、国文法の学習を通して、生まれて初めて、言語をメタで認識することを学ぶ。
言語をメタで認識することは抽象度が高く、かつ、国文法は対象が母国語であるため、母国語話者としてはかなりのレベルに達している生徒が、その効用を日常生活で感じることはまずない。

この二つが原因となって、国文法の勉強は軽視、敬遠されがちだ。
とくに口語文法は、古典文法に比べて必要を感じることがより少ないため、
口語文法の指導と習得を困難にしている。

だからといって、これらの事情と国文法の重要さとは何の関係もない。
文意を正確にとらえるためには、国文法が不可欠である。
主語ー述語、修飾ー被修飾の関係が明確でなくて、どうして文意を正確に特定でるきだろうか。
重文、複文などを認識できるからこそ、複雑な文構造から、文意を特定できる。
国語の問題を解くためには、問題文を一字一句正確に読解できることが前提となる。
この前提条件を満たすためには、国文法の知識を使って、
レンズで対象物を拡大するがごとく、文意を正確にとらえなくてはならない。

もう一つ大切な事がある。
それは読書である。
大学入試でなぜ、国語の試験があるかを考えてみるとその重要さがわかる。
そもそも、国語の試験は、古文、漢文も含めて、何を試そうとしているのか。
国語の運用力とある水準以上の背景知識の有無が問われているのだ。
大学入試の国語の問題文をテクニックだけで読み解くことはできない。
ある一定水準の背景知識を咀嚼していることが求められる。
大学教育を受けるには、一般常識以上の教養が必要だからだ。
この背景知識を得るのに最も有効なのが読書である。
もちろん読書は、読み書きの力も養ってくれる。
文章作成能力と読書量は比例すると考えてよい。
特に記述式問題の解答作成には、問題文の言っていることを抽象化しなくてなならない。
単に国語の運用力以上の能力を求められているから尚更だ。
物事を抽象化して表現する能力も読書は養ってくれる。

読書の大切さをお話しすると、必ず受ける質問がある。
「どういう本を読んだらいいでしょうか」
この質問に答えるのはかなり難しい。
この質問に真剣に答えようとするとき、いつも思い浮かぶのは紀貫之の書いた古今集の仮名序である。はたしてこれを超える文章があるのだろうか。

中学生以下なら、濫読を勧めるが、これだけだと、すごく不親切でもある。
中学生までに濫読の時期を持ってほしいのだが、この世に善人も悪人もいるように、良書も悪書もあるからだ。
善人の顔をして、悪事を働く人もいるように、良書のふりをして、そのじつ稀代の悪書という本も多い。悪書に染まると、その影響は甚大で、個人の人生のみならず、国家をも破滅させるほどの力がある。そういう悪書を識者と思われる人々が勧める場合も多い。だから注意をしなくてはならないのだ。人生を歩むうえで、悪人とかかわらないというのは重要な処世術だが、読書にも同じことが言える。それだけ、難しい。

谷沢永一著「自作自注最終版 紙つぶて」文藝春秋社版
https://amzn.asia/d/5U1kUk3
は読書のいいガイドになってくれる。
これを乗り越える気概を持って読書に励んで欲しい。

最後に、問題演習について書く。
国語の得点力の向上に問題演習は不可欠だ。
志望校の過去問を使って、以下のことをできるだけ早期に始めて欲しい。
1. 選択肢を選ぶ問題なら、一つ一つの選択肢の正誤の根拠を明確にして、書き出す。
2. 記述式問題なら、解答に書くべき事項を特定して、書き出す。
3. これに基いて、実際に答案を作成する。
すべての選択肢、設問に対して、根拠を明確にすることを愚直に行ってほしい。
これだけで、得点力はみるみる上がっていく。

絶対合格!
 

再生時間は11分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

→音声ブログ第1177回はこちら

11月 8日

ポッドキャスト (音声配信) 第1176回を掲載しました

勉強にはコツがある その6 化学編
というテーマでお送りします。

→音声ブログ第1176回はこちら

 

生徒に
「電気陰性度の定義を言いなさい」
「強酸、弱酸の定義を言いなさい」
「蒸気圧の定義を言いなさい」
という質問を投げかけると、即答できる生徒の数はそれほど多くない。
驚くべきことだが、それが事実なのだ。

原子間の電気陰性度の差と分子の形から極性が生じ、それが、化学反応の方向を決めたり、水素結合を生じさせて、物性に大きく影響を与えるという一連の話が1つの物語になっている生徒はもっと少ない。
化学は物語。それも、とびきりおもしろい物語。
1つの物語として化学全体が見通せれば、これほど興味深いものはない。
受験化学の内容は、レベルは低い。
だから、その分だけ、初歩的な概念が自由に使いこなせることが重要になる。

化学の勉強は具体的にはどんなことをするのか4つ段階に分けて書いてみる。
1. 用語の定義を正確に記憶して、基礎概念を自由に使えるようにする。
2. 化学反応式を覚え、基礎概念の化学反応に与える影響を学ぶ
3. 問題演習を通じて、基礎概念が使われる様子を学ぶ。
4. 問題演習を通じて、解法のテクニックを学ぶ。
これによって、生徒は、化学という物語を語れるようになれる。
有効な本を紹介する。
以下の順で取り組むと効果が高い。

1. 書き込みサブノート化学 中道淳一著 旺文社
2. 大学合格新書 改訂版 化学早わかり 一問一答 西村能一著 KADOKAWA
3. 化学[化学基礎・化学]入門問題精講 四訂版 橋爪健作著 旺文社
4. 宇宙一覚えやすい 化学反応式ハンドブック 改訂版 船登惟希著 Gakken
5. 化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉西村能一他著 駿台文庫
6. 化学 記述・論述問題の完全対策 石川正明著 駿台文庫
7. 志望校の過去問

簡単な本ばかりだが、軽視しないで欲しい。
他の科目同様に、記憶すべき事項、概念はしっかりと記憶することが重要だ。
何度も言うが、学習を積み重ねて、化学と言う物語を自分で語れるようになって欲しい。
そうなれば、あとは過去問をやるだけで受験には十二分に通用する。
一点付け加えると、論述問題の解答は、解答そのままを覚えて欲しい。
一字一句違えずに覚えて欲しい。
そうすると、化学を物語として語ることがより容易に達成できる。
正しく取り組めば、中一から始めれば、高一の終わりには受験レベルに到達できます。
張り切って取り組んでください。
化学の勉強が順調に進んで、化学が大好きになり、
化学への愛が溢れんばかりになられる方も多いと思う。

そういう方に、是非、手に取って欲しい本がある。

8. フロンティア軌道論で理解する有機化学 稲垣都土他著 化学同人
という本です。
この本の序章をまず読んでください。
量子力学を基礎とした有機化学が一般的なものになったおらず、
いまだに有機電子論が主流になっているということが序章に記されています。
福井謙一先生が量子力学を有機化学の基礎とするという志を持たれ、
フロンティア軌道法を創られました。
その業績は高く評価され、ノーベル化学賞を1981年に受賞されました。
それから40年以上たちました。
にもかかわらず、量子力学を基礎とした有機化学が一般的なものになっておらず、いまだに有機電子論が主流になっている。
門外漢の私は驚きました。
しかし、これから学問の世界に旅立とうしている方には、
目の前に広大なフロンティアが開かれていることを意味します。
この目の前にある広大無辺なフロンティアを縦横無尽に走り回り、
開拓して、欲しいと心から思います。

福井先生は、
1. 学問の創造 福井謙一著 ‎ 佼成出版社
と言う本を書かれています。進路選択や勉強法などとても役に立つ本です。

この本のなかで、先生が若いころ、
1. 湯川秀樹 量子力学序説 湯川秀樹著 大阪大学出版会
を徹底的に勉強されたと書かれています。
長らく、絶版でしたが、2021年にふたたび手に入るようになりました。
福井先生の顰に倣う方が沢山沢山出現するのを心から祈っています。
大きな夢を胸の底から湧き上がる情熱で実現していきましょう。


絶対合格!
 

再生時間は14分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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10月 6日

[お知らせ] 音声ブログ配信日変更について

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真の教育を目指して、さらに濃く、深い内容をお届け致します。
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今日も塾を開いています。

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その上で、ご両親様やお子様のお話を伺い、「何をしたらいいか」進むべき最良最善の道を一緒に考えて参りましょう。

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