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6月 2日
なぜ、あなたのお子さんは勉強しないか
というテーマでお送りします。
なぜ、あなたのお子さんは勉強しないのでしょう。
それは、勉強が必要だと思っていないからです。
なぜ、勉強が必要だと思っていないのでしょうか。
それは、自分は勉強ができると思っているからです。
あるいは、今は成績が悪くても、いつかは勉強ができるようになっているからです。
自分から何もしなくてもです。
さらに言えば、勉強をしなくても将来一切困ることがないと決めつけているからです。
非常に明快な論理です。
これが、勉強をしない子の偽りない本音です。
だから、親や先生の言うことに一切耳を傾けることはありません。
ゲームを止めて、勉強をするという発想自体が浮かびませんし、
親にどんなに説教されても、受け入れられません。
では、なぜ、自分はできると思っているのでしょう。
あるいは、勝手に成績が上がっていくと決めつけているのでしょう。
それは、幼児的万能感に支配されているからです。
幼児的万能感は、5歳までの親と子の関係から生まれます。
親は子のために何でもします。
そうでないと、生存できないからです。
ですが、この時期に
「自分が家族の中心」であるという信念が確立します。
この時期の子と親の関係は、まるで王様と奴隷の関係と同じです。
子は、親をどんなことでもしてくれる奴隷だと勘違いします。
それが、幼児的万能感です。
自分が少しでも嫌な顔をすれば、周りはみんな自分のご機嫌をとってくれるのが
当たり前であると思っています。
幼児的万能感は言い換えれば、
「すべては親の責任であって、自分には一切の責任がない」
ということでもあります。
成績が悪いのは全部親のせいなのです。
いい成績は、奴隷である親が持ってきてくれるものなのです。
自分が何かして得るものではありません。
こんな風に、心の底から思っています。
ですから、当事者意識など全くありません。
芽生える余地すらありません。
勉強は自分のためにすることであるということが分かりません。
いくら説教しても、逆に不思議がられるだけです。
お母さんが何とかしてくれるはずじゃなかったのと。
では、どうしたらいいのでしょう。
脳や心を成長させることしか方法はありません。
では、どうやって脳と心を成長させたらいいでしょう。
子に対する親の見方を変える必要があります。
どんな時も親が庇ってやらなくてはいけない弱い存在とみることから、
可能性の塊としてみるのです。
これが、基本の考え方です。
親が庇わなくてはならない弱い存在だと考えて、
庇い続けることは子供から能力と可能性を奪ってしまうことになります。
逆に、可能性の塊とみて、その子のもっている可能性に
注目することで、子の能力は開花します。
その子を信頼し、その子の可能性に注目するからこそ、鍛え抜くこともできるのです。
鍛え抜けば、その子は可能性を十分に伸ばすことができます。
鍛えぬくことを、恐れないことです。
挫折や失敗を恐れないことです。
むしろ、挫折や失敗は大歓迎と思うのです。
そもそも、失敗を経験しないで成長などできはしないのです。
失敗も挫折も、さあ来い。
そんな気持ちで、お子さんを見守ってあげてください。
再生時間は13分半です。ぜひ聞いてみて下さい。
5月 26日
割り算とは何か
というテーマでお送りします。
割り算と聞いて何を連想するだろうか。
学習とは連想ゲームであるから、
1つの言葉を見たとき、何を連想するのかが重要になってきます。
割り算と聞いて連想すべきことは2つあります。
1つ目は、「割り算は、逆数をかけること」であること。
2で割ることは、二分の一をかけること。
二分の一で割るとは、2をかけること。
2と二分の一をかけると1になる。
すなわち、2は二分の一の逆数であり、
二分の一は2の逆数である。
このことが連想できると、
数式をスムーズに扱うことができるようになります。
数式の扱いが下手なのは、このことが連想できていない
ことが大きな原因になっています。
2つ目は、「剰余類」です。
そもそも割り算とはなんでしょうか。
これも例をとって説明します。
5を3でわると、商が1で余りが2となるが、
これは、1と2という数の組を決定しているといえます。
割り算は、商と余りからなる数の組を唯一に決定するのです。
これを別の書き方で、
5=3×1+2
と表せます。
商と余りの組(1,2)を決定しているのがわかります。
引き続いて、
8=3×2+2
11=3×3+2
14=3×4+2
17=3×5+2
-1=3×(-1)+2
-4=3×(-2)+2
-7=3×(-3)+2
これからわかることは、{8,11,14,17,-1,-4,-7}は、同じ仲間だということです。
数学では、これを「同じ」だと考えます。
8≡11≡14≡17≡-1≡-4≡-7≡2 (mod 3)
と表します。
余りが2の整数以外に、余りが1の整数と余りが0の整数があります。
すべての整数はこの3つに分類することができます。
(自然数nで割れば、整数はn種類に分類できます)
余りが0の整数の仲間を0で代表させます。
余りが1の整数の仲間を1で代表させます。
余りが2の整数の仲間を2で代表させます。
次に、代表させた数同士の和を考えます。
0+0≡0
0+1≡1
0+2≡2
1+0≡1
1+1≡2
1+2≡3≡0
2+0≡2
2+1≡3≡0
2+2≡4≡1
ところで、17+(-4)=13となります。
17は2の仲間、-4は2の仲間。
13=3×4+1
なので、13は1の仲間。
だから、2の仲間の17と2の仲間の-4を加えると1の仲間の13になる
ということです。
つまり、
2+2≡1(mod 3)
となります。
代表させた数同士の和を考える意味がわかります。
以上が、割り算を聞いて連想できなくてはならないことです。
これらのことがすぐに連想できると、
演習がスムーズに進み、努力に比例して力がついてきます。
ここで、注意してほしいことを書きます。
まず、小学校の低学年からこれらのことを連想できるように体系的に指導する必要があること。
それから、数学の進歩の方向は抽象化にあることです。
普通の整数同士の演算が、代表する数同士の演算に置き換わっています。
そして、「群」が生まれます。
現代数学の基本的な概念である「群」は、身近なところにあります。
数学は抽象化することで新しい視点を提供してくれます。
それを、面白いと思い、積極的に受け入れていくという姿勢が学習者に求められます。
また、指導者には、学習者が抽象化に慣れるように指導していくことが必要になります。
連想すべきことを連想できるように指導していくことは
言い換えれば「筋の良い勉強」をできるように指導することと同じです。
「筋の良い勉強」とは、努力に比例して力がついていく勉強だからです。
そして、勉強すればするほど、その教科の面白さ、美しさが分かってきます。
勉強すればするほど、その科目が好きになってきます。
どうせやるなら、筋の良い勉強をして欲しいと心から思います。
再生時間は9分です。ぜひ聞いてみて下さい。
5月 19日
考えないといけないから
というテーマでお送りします。
入塾してしばらくたったとき、
こんなふうに言ってくれる子供たちが多い。
「他の塾は、だまってすわっていれば、
何もしていなくても、おこられることはないんだけれど、
鴨下算数数学塾では、ただ座っているだけではだめで、
考えないといけない。
だから、わからないこともわかるようになるし、
できないこともできるようになる。」
まさに、その通りで、
いい子にして、先生の話を聞いているだけでは力はつかない。
力をつけるためには、
自分の手を動かして、図を書いたり、計算したりする必要がある。
自分で自分の手を動かすこと。
「考えるとは、手を動かすことだ」
これは、私が生徒によく言うことだ。
生徒にとって環境は大切だ。
鴨下算数数学塾は、全学年が一つの教室で勉強する。
初めて入った子供たちは、
全員が一心不乱に問題に向き合っている様を
間近に見ることになる。
教育効果の最大化を目指して、意識的に環境を作っている。
席順にも細心の注意を払っている。
環境の重要さを熟知しているからだ。
その中で、
1.正しい頭の使い方
2.正しい考え方
を指導していく。
学習がうまくいっていない子供は、この二つが間違っている。
ただ、これを学習意欲の低い集団の中で教えることは効果が低い。
やはり、指導の効果を上げるためには、
環境、つまり、正しい頭の使い方ができ、正しい考え方を持っている
生徒に囲まれていることがとても重要になる。
多くの生徒に、
整った環境で、正しい指導を受けて欲しいと心から思う。
再生時間は10分です。ぜひ聞いてみて下さい。
10月 6日
いつもブログ・音声のご視聴をありがとうございます。
現在週2回の配信を、今週より 毎週金曜日午後3時配信 とさせていただきます。
真の教育を目指して、さらに濃く、深い内容をお届け致します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
7月 27日
今年の年賀状です。
生徒さんよりこんなすばらしい年賀状をいただきました。
いいですね。
若者らしくて。
この方は、大学一年生。
最後の模試でもE判定。まさに大逆転合格でした。
どんなに悪い成績でも、気持ちをまっすぐに努力し続けた結果です。
大学生になっても、塾に通ってきてくださって、厳しいセミナーで鍛えられています。
人に限界はないと教えてくれる、大切な生徒さんです。
お子様の塾の入退室をメールでお知らせします。
詳しくは「安心でんしょばと」のページをご覧下さい
様々な学校から大勢の生徒さんが集まる塾や予備校は、実は、風邪やインフルエンザの感染地になりやすいことをご存知ですか?
ウイルス対策の取り組みをご紹介します。
一人でも多くの方に、
算数・数学を大好きになってほしい。
算数・数学をできるようになって欲しい。
私の思いはそれだけです。
成績を上げたい。どうしても希望の学校に合格したい。
私の喜びは、そういう生徒・児童の皆さんの手助けをすることです。
その生徒・児童の皆さんが、
「先生、数学大好き!」 と目を輝かせて言ってくれたら……。
今日も塾を開いています。
まずお話したい3つのこと
鴨下算数数学塾では、随時、個別入塾説明会を開催しております。
何をおいてもまず最初にしなくてはならないことは、お子様の現状を正確に知ることです。
その上で、ご両親様やお子様のお話を伺い、「何をしたらいいか」進むべき最良最善の道を一緒に考えて参りましょう。
お気軽にご連絡下さい。
入塾を希望される方へ
毎週日曜に随時開催しております。
電話又はメールにてご連絡ください。
入塾説明会は、日曜日に随時開催しています。
何をおいてもまず最初にしなくてはならないことは、お子様の現状を正確に知ることです。
その上で、ご両親様やお子様のお話を伺い、「何をしたらいいか」進むべき最良最善の道を一緒に考えて参りましょう。
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音声メッセージで、個別入塾説明会の内容をお話ししています。
ぜひご一聴下さい。
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